アルベス株式会社

化学工業日報に弊社が紹介されました。以下掲載文です。

『アルベス（本社・大阪市中央区、佐藤和男社長）は、新日本理化の技術を背景に業務用クリーニング洗剤、鉄道車両洗浄剤、防錆剤、水溶性切削油などユニークで特徴的な製品を販売している。研究開発は新日本理化、製造は新日本理化および関連会社で行っており、これら業務用洗剤の"デパート"として品揃えの充実を図っている。市場ニーズを汲み取った製品を提供し、現在の約25億円の売上高を2～3年後に2倍の50億円に引き上げる計画だ。

同社は、新日本理化の界面活性剤関連の商品開発と販売を目的に100%子会社として1966年に発足した。現在はケミカル部門と商社（代理店）部門があり、ケミカル部門ではクリーニング洗剤、鉄道車両洗浄剤、水溶性切削油などを扱っている。

クリーニング洗剤市場は、ホームクリーニングとリネンサプライに大別され、同社はホームクリーニング市場で常にトップクラスに位置し、ウールなどを溶剤で洗うドライクリーニング、綿・ポリエステルなどを水で洗うランドリークリーニング向けに最適な製品を供給している。例えばコスト競争力のあるワンショット洗剤や油汚れを落とす作業着用洗剤、柔軟剤、レンタルモップを洗うためのダストコントロールなど特徴ある製品を揃えている。またリネンサプライ分野にも力を注いでおり、病院や介護施設を対象に市場の掘り起こしを行っている。

他方、鉄道車両は錆やグリース、付着した虫を落とすための専用洗剤が必要であり、同社はこの分野でも洗剤のデパートとして各種製品を揃えている。西日本の鉄道での採用が多いが、市場シェア拡大を目指し、販売代理店も積極的に求めている。

金属加工剤関連は、新日本理化が開発した製品とその事業を受け継ぎ、各種工業分野に展開している。切削油はすべて水系の切削油で環境負荷低減に貢献している。

そのほか、機械油、印刷工場のインク、ガソリンスタンドでのオイルなど、作業中に手に付いた頑固な汚れをすっきり落とす産業手洗い洗剤も扱っている。

一方、商社部門では新日本理化の高級アルコールをはじめとする各種化学品、合成樹脂・樹脂コンパウンド、床ワックスをはじめとするメンテナンス商品などを販売している。』